セブ島留学コラム

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【後悔】20代社会人が退職して留学するのに知っておきたかった5つのこと

こんにちは!

この記事を書いている私は25歳で会社を辞めてセブに留学し、海外就職などを経て、現在留学エージェントスタッフとして働いています。

自分の経験や留学エージェントとしてこれまで関わってきた生徒さんたちの体験談をもとに、退職から留学というプロセスで知っておきたかったこと、後悔したことを紹介します!

 

退職までの流れを知りたかった

まずは一番ありがちなことですが、退職するまでの流れを知っておきたかったということ。

仕事を辞めます!って同僚にはなかなか言いづらくて、どうやって手続きや職場の方への話を進めればいいかなかなか聞けないもの。

とはいえ、仕事を辞めた後に留学するつもりだと、

・退職までどれくらいかかるのか

・どんな手続きや準備が必要なのか

ということが明確になっていないと、留学の準備も進めづらいですよね。

今回は、退職後に留学することを前提にした流れを説明しておきます。

 

01

職場で退職を伝える

まずは手続きより先に、退職の意向を上司や同僚に伝えましょう。

一般的には退職希望日の1ヶ月前には申し出るのがベストです。ただ仕事の都合上、引き継ぎや後任探しに時間がかかりそうであれば、2ヶ月くらい前に伝えるのも良いでしょう。あまり早すぎると職場での立ち回りに気を遣う必要が出てくるので注意です。

上司が普段からよく話していて話しやすい方であれば、退職届をいきなり渡すよりは、理由があって退職したいと思っていることを相談してみるのが良いです。

ただ相談から入ると、相手側の都合で退職日をずらしたりすることになる可能性も。

退職すること、また退職する日が完全に決まっている場合は、潔く退職届を提出した方がうまく進みます。

 

02

退職に必要な手続きを行う

退職時に必要な職場での手続きは、会社から案内があるので忘れずに期日までに進めましょう。

留学予定の方に気をつけていただきたいのが、退職日の変更

シフトの関係などで直前になって最終出勤日の変更を会社に依頼されたりするケースがあるようですが、留学の渡航日の変更は直前だと変更手数料が発生するケースが多いです。

留学の渡航日を少し余裕を持っておくか、退職日についてしっかり上司と合意しておきましょう。

 

03

退職後に個人手続きを行う

勤務年数などによっては、失業手当の受給ができたりすることがありますし、健康保険への加入手続きなども必要になってきます。

留学で1年以上日本を離れる場合は、留学前に海外転出届の提出、いわゆる「住民票を抜く」という手続きを行うことになりますが、これは日本居住者としての登録が一時的に一時的に失効する事になります。

住民税の支払い免除などのメリットはありますが、その分デメリットもたくさんあります。

例えば、銀行口座の新規開設やクレジットカードの新規発行ができなくなったり。

基本的に1年以上日本を離れる方のみの手続きなので、1年未満の留学の方は安易に手続きしないほうが良いです。

 

英語ができる=海外就職ではなかった

続いて、仕事を辞めて留学したいと思った人にありがちなのが「留学後に海外で就職や移住したい」ということ。

結論、留学後に英語や海外経験を活かした仕事に就く人の割合は多くないです。

結局英語力はスキルのひとつでしかなく、「英語ができるから仕事を任せてもらえる」というケースばかりではないからです。

英語×スキルという形で、自分の特技や経験と掛け合わせて初めて、英語が役立つのです。

例えばあなたが企業の人事だとして、「ワーホリして、1年間海外のレストランで皿洗いのバイトをしていました。ほかにできることはありません。」という入社希望者が来たとき、どうしますか?

その人をどう自分の会社で活かして良いか分かりませんよね?

留学後のキャリアを考えるのであれば、「今私ができる仕事は、英語が話せたらもっと人材の希少価値が上がる!」というような方向から見ていくことがとても大切です。

 

英語だけでなく異文化対応力を磨け

日本国内だけで生活してきた人と、留学した人で、就職時にアピールできることとしてどんな違いがあると思いますか?

株式会社ディスコが2023年に実施したアンケートで面白いことが分かりました。

 

色が濃い方が日本人で留学を経験した人、薄い方が国内学生です。

自分がアピールしたいこととして、29.6%が語学力を挙げているのに対し10%以上も多い、留学生の39.7%がアピールポイントに

「異文化対応力」を挙げているのです。

インバウンド需要の高まりから、日本国内でも外国人への接客、マーケティングやプロモーションの必要性が高まっています。

英語で何かをするだけでなく、「外国人を理解してビジネスをする」という能力も、留学生の大きな武器になる時代なんです。

 

スキルがないなら「日本語と英語ができる」人材になるべきだった

海外でのキャリアの話で付け加えるならば、日本語と英語が話せる人材という考え方がとても重要。

例えばイギリスで英語が話せる人材が欲しい会社があったとします。だったら現地の人を雇えば解決しますよね?

そうではなく、現地の母語(英語)で仕事上のコミュニケーションが取れる。かつ、日本語が話せる(日本人の対応ができる)。こういう求人だったら、自分を必要としてくれる会社がありそうな気がしませんか?

現地のネイティブに純粋にスキルで勝つ。これができないなら、日本語が話せるというメリットを提供する

こういう考え方を先に知っておくと、留学したときにやるべきことも明確になってきます。

Touch-Baseが海外就職成功者に行ったアンケートでは、海外就職時の業務経験年数に特徴があります。

 

多くの人が、日本で5年前後の業務経験を持っていることが分かります。

20代の社会人が海外就職を行う場合、これまでに培ってきたスキルや経験が大切になってくることが分かるかと思います。

 

意味のない留学なんてなかった

留学したからといって、誰もがネイティブ並みに英語を話せるようになるわけではありません。

じゃあ留学する意味あるの?という人がいますが、逆に、意味のない留学なんてあるんでしょうか?

今まで日本で日本人とだけ交流してきて、日本以外のことは何も知らないまま生きてきた。

そんな方がキャリアのことなど関係なく留学という挑戦をしてみて、劇的に人生に対する考え方が変わったというのはよくあることです。

「そんなふわっとした精神論信じないよ!」と思うかもしれませんが、「経験」は数字で表せるものじゃないです。

 

自分のやりたいことが見つかった看護師

フィリピンのセブに留学していた方の例をひとつ挙げます。

その人は日本で看護師として働いていたものの、変わり映えしない日々になんとなく不安を感じて、思い切って退職し留学。

その時点で次の仕事のことなどは考えていませんでした。

いざフィリピンに来てみると、日本では当たり前だった医療の質やその制度が、全ての人に日本と同レベルで与えられていない事に衝撃を受けます。

戸籍すらなく病院など行ったこともない人がいたり、特定の難病の検査ができる病院が限られていて、離島から数時間かけて病院に行かなければいけない人がいたり。

こうした現状を図らずも留学を通して知って、JICAの青年海外協力隊に応募するべく英語の学習にさらに力を入れて取り組んだそうです。

こんな気づきがあるかどうかなんて、行ってみなければ分かりませんよね?

その方は結局、海外協力隊に参加することはできませんでした。しかし、やめようと思っていた看護師の仕事の中で、自分がモチベーションを感じられることを見つけられ、震災の被災地支援などに参加するようになったそうです。

 

美味しいものを届けるショップ店員

ある女性アパレル系のショップ店員だった方は、セブに留学したときに気候の穏やかさやフィリピン人の性格の明るさ、優しさにとても感動したそうです。

留学時に出会ったフィリピン人のパートナーと、現在はテイクアウト専門の飲食店を始めました。

もともと起業や開業をすることなんて考えてもなく、全くそんなプランはなかったそうですが、自分のやりたいこと=大好きな人たちと大好きな場所で暮らすことを実現するための手段として思いついたとのこと。

彼女が「留学せずに日本にいたら絶対にやらなかったと思います!!」と話していたように、自分のやりたいこと、叶えたいことは思いもよらないところから出てくるものかもしれません。

 

留学は人生の方向を少し変えるチャンスだった

ここまで紹介してきたことから分かるように、社会人になってからの留学は英語力アップだけでなく、人生において大きな影響力を持ちます。

想像もつかないようなものを目にして、想像もつかないような出来事を体験できる海外だからこそ、固定観念や当たり前だったことが自然と消え、自由な発想ができたり本音が見えてきたりするのだと思います。

特に20代の社会人で、自分が何をしたいのかわからないという方は、ぜひ留学にチャレンジするべきだと思います。

自分でも気づかなかったことに出会えるかもしれないチャンスは、結婚や出産、育児、転職などの人生における重要なイベントが起こる前に掴んでおくべき。自分のことを最優先にできる時こそ、留学はチャンスです。

今あなたが日々やっていること、今しかできないことですか?

もし少しでも自分に新たな可能性を期待しているなら、どうか、今しかできないことを。

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