セブ島留学コラム

Column

【海外初心者向け】セブ島のSIMカード、購入〜利用までの方法を徹底解説!

セブ島に滞在する日本人留学生のほとんどが、現地のプリペイドSIMカードを購入して通信を行っています。

しかしながら、そもそもSIMカードがなんなのかも分かっていない方、なぜSIMカードを使うのか分からない方、多いのではないでしょうか。

今回は海外が初めてという方にも分かりやすいよう、SIMカード自体の概念の解説も含めながら、セブ島でSIMカードを購入して利用する方法を徹底的に解説します。

 

SIMカードってなに?

SIMカードとは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスに挿入して使用する小さなチップのことです。

このカードには、電話番号や契約者情報、データ通信に必要な情報が保存されており、SIMカードを挿入することで、モバイルデバイスが通信キャリアのネットワークに接続できるようになり、電話やインターネットの利用が可能になります。

日本国内でよく目にするSIMカードは、契約している携帯電話会社から提供されるものですが、通常は契約時にデバイスにもう挿入された状態で手渡されるので、あまりSIMカード自体を目にする機会はないかもしれません。

SIMカードの出し入れは、通常端末の横あたりにある小さな穴にピンを差し込み、スロットを引き出して行います。

簡単には抜けない構造になっています。

 

海外で使うSIMカードの基礎知識

本題のセブ島でのSIMカード利用のお話の前に、まずは前提知識として海外でSIMカードを使用する理由や利用するカードの種類について少し解説をしておきます。

 

なぜSIMカードを入れ替えるの?

今、皆さんのスマートフォンに差し込まれている日本国内用のSIMカードは、皆さんが通信キャリアと契約している内容に沿って課金が行われていますね。

仮にそのままの状態、もしくは日本のキャリアが提供する海外データローミングサービスを利用すると、費用が高額になるのがいちばんの問題です。

以下、キャリア別の海外ローミング時の比較表です。

 

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このように、どのキャリアを利用した場合も日本での使用に比べ大幅に料金が上がってしまうことが分かります。

SIMカードの使用以外に、レンタルWi-Fiの利用なども比較して考えたい方は以下の記事を参考にしてください。

【必見】動画が見れない?セブ島留学中のインターネット事情について徹底解明!

 

どんなSIMカードが使えるの?

日本でスマホの契約をした時には、わざわざお店に行ってプランの契約をしてたくさんの書類にサインをして、やることがたくさんありましたよね?

でも海外でまたそれをやり直すというわけではありません。

海外でSIMカードを入れ替える場合、通常のSIMカードではなくプリペイドSIMというものを購入して使用するのが一般的です。

通常のSIMカードとプリペイドSIMカードの最大の違いは、料金の支払い方法です。

プリペイドSIMは利用するデータ分を先払いする形になっているため、厳密な本人確認や審査がなくても利用ができます

そのため、外国人が利用するのに便利なSIMカードであるというわけです。

 

セブ島のSIMカード提供キャリア

セブ島でSIMカードを購入して利用する場合、大体3つの通信キャリアの中から選んで利用する形になります。

 

Smart

Smartはフィリピン大手の通信キャリアで、日本で言うdocomo的な立ち位置の通信会社です。通信が利用できる場所の幅広さはかなり広く、別にこだわりがないと言う方はとりあえずSmartにしておけば何の問題もありません。

Smartの便利なところは、アプリからチャージやロードが行えること。残りのデータ量やロードの期限などが全てアプリで確認できるので、2ヶ月以上滞在する方は特にめちゃくちゃ便利だと思います。

SmartプリペイドSIM公式サイト

Smart Gigalife App

 

Globe

Globeも、Smartと並ぶフィリピンの有名通信キャリアです。日本で言うauやソフトバンクでしょうか。Smartとは正直そこまで差はなく、Smartがつながりにくい場所でGlobeが繋がったり、またその逆もあったりと、通信の質はほぼ同じ印象です。

フィリピン全体のシェアで言えばSmartよりも10%近く多いようですが、セブ島ではほとんど同じくらいのような気がします。

住んでいる場所の近くにGlobeの店舗がある、などであればGlobeでも全く問題ありません。

Globeも専用のアプリからチャージやロードが可能です。

GlobeプリペイドSIM公式サイト

GlobeOne App

 

DITO

DITOは、フィリピンでも比較的新しい通信キャリア会社です。

SmartやGlobeとは異なり、スマートフォンなどの端末自体の販売は行っておらず、通信事業者としてのサービスのみを提供する会社となっています。

セブ島ではSMシティモール内にDITOの店舗ができて、少しずつですが契約者が増えています。

とはいえSmartやGlobeに比べ通信範囲が限られていたり、正規店舗やパートナー店の数が少なく、コンビニでのSIMカードの販売も行っていないため、サービスの質や利便性は落ちる印象です。

DITOプリペイドSIM公式サイト

 

セブ島のSIMカードのオススメキャリアは?

ここまで紹介してきた3社の中でおすすめを挙げるなら、SmartかGlobeです。

このどちらかを選んでおけば、どちらも大きな差はありません。

個人的には、昔から利用していてスマホアプリからチャージが可能なSmartをずっと利用しています。

プランの価格については、プラン内容が頻繁に変わることもあり、どちらが必ず安いと一概には言えませんが、最近はSmartにお得なPROMOプランがたくさんある気がします。

DITOはセブ島ではまだユーザーが少ないですし、通信環境もSmartやGlobeと比べて劣りますので、あえて選ぶ理由がない限りはオススメはしません。

 

セブ島でのSIM購入と利用

ここでは、SmartおよびGlobeのSIMカードの購入方法と利用までの流れについて説明していきます。

SIMカードは、

①SIMカード本体を購入

②アカウントにお金をチャージ

③チャージしたお金を使ってプランを購入

の流れで進んでいきます。

SIMカード本体を購入するだけでは長く使うことはできませんので注意してください。

ここでは、上記の①にあたる「SIMカード本体を購入」について解説します。

 

購入できる場所

SmartとGlobeのSIMカードは、空港やコンビニ、ショッピングモール内の家電量販店や専用ブースで購入することができます。

ただ、専用スタッフがいないと自分でアクティベートしなければいけませんので、コンビニでの購入はオススメしません。

一番おすすめなのは、空港またはショッピングモールのSmartまたはGlobeのカウンターで購入すること。

こんな感じの店舗型になっている場合もあれば、ブースだけのカウンター型もあります。SmartとGlobeのロゴを目印に探してみてください。

ただし、語学学校スタッフさんの空港送迎を依頼している場合は、すぐに集合しなければいけませんので空港での購入は諦めましょう。

 

SIMカードの購入方法

カウンターに着いたら、プリペイドSIMカードを購入したいと伝えましょう。カード本体は50ペソ程度(120円くらい)で購入できます。

正規カウンターであれば、その場で自分のスマートフォンに差し替えた上でアクティベートの作業を行ってくれます。

自分でやろうとすると結構面倒なのでお願いしてしまいましょう。

フィリピンではプリペイドSIMのアクティベートの際に、本人登録が必要になります。

登録にはパスポートや滞在予定先の住所などが必要になりますので準備しておきましょう。

語学学校の生徒の場合は学校または寮の住所でOKです。

 

ちなみに自分の電話番号は、SIMカードを包装している紙に書いてある「09」から始まる11桁の番号です。

例えば「09112223333」だったら、国内通話ではそのまま使用できます。

日本への連絡など国際通話の場合は、最初の0を取ってフィリピンの国番号(+63)をつけて、「+639112223333」と入力すればOKです。

 

利用までの流れ

購入とアクティベートが済んだら、チャージとプランの購入を行います。

正規カウンターで購入する場合は、プランの購入までの一括で済ませることができます。

プリペイドSIMのプランは、基本は通信容量(GB)を購入する形になっています。

ただし、多くのプランでは、購入した通信容量の使用期限が決まっています。

Smartを例に見てみましょう。

これは一般的なプラン「All Data」ですが、例えば24GBのプランの場合、299ペソで購入ができ、購入から30日間有効となります。

 

またSmartにはMagic Dataという有効期限のないプランもあります。

金額としては「All Data」よりも割高ですが、使わなければ再購入の必要がありませんので便利です。

Smartの場合、アプリからこうしたプランの選択が自由にできます。

また、使わなかったギガの繰越ができる場合もあるので、アプリ利用が圧倒的にお得です。

 

SIMカードを購入・利用する際の注意

最後に、セブ島でプリペイドSIMカードを購入して利用する場合の注意点について説明しておきます。

 

SIMフリーの端末かどうか確認

スマートフォンの種類によっては、SIMロックというものがかかっていて、SIMカードの入れ替え自体ができないようになっている場合があります。

特に昔のスマートフォンはSIMロックがかかっているケースがあります。

SIMロックがかかっているようであれば、サービス店舗でロックの解除をしてもらいましょう。

 

SIMの紛失に気をつけよう

海外でSIMカードの入れ替えを行った時によくあるのが、「日本で使っていたSIMカードの紛失」です。

SIMカード自体はとても小さくて失くしやすいもので、しかもそこには契約情報や電話番号情報など大切な情報がたくさん入っています。

紛失した場合、日本での再手続きに手間がかかるだけでなく、重要個人情報の漏洩にも繋がるので注意しましょう。

 

SIMカードの入れ替えにはピンが必要

SIMカードを自分で入れ替える場合には、専用のピンが必要になります。

新しくスマートフォンを買った時に、こんなピンがついていたはずです。

最悪安全ピンなどでも代用可能ではありますが、開け口の破損につながったりするので、渡航前に購入しておきましょう。

 

まとめ

ここまで、海外初心者の方向けにセブ島でプリペイドSIMカードを購入し利用する方法について解説をしました。

最近ではSmartからeSIMも登場し、物理SIMの利用機会も減っていくかもしれません。

変更があり次第、随時更新していきたいと思います。

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