セブ島留学コラム

Column

【知ってた?】フィリピン・セブ島の衛生事情を徹底解明します!

東南アジアの優れたナンバーワン留学先として毎年多くの日本人留学生を受け入れているセブ島ですが、現地の衛生面について渡航前に知っている方はどれだけいるでしょうか?

美しいビーチやリゾート地のセブ島のイメージではなく、リアルを知って準備をしておくことで、現地でも快適な生活を送ることができますので、しっかりとチェックしていきましょう!

 

セブ島の衛生事情〜飲食編〜

まずは現地生活のキモとなる、飲食の衛生面について見ていきましょう。

セブ島は、地理的に近いものの日本とは全く異なる環境ですので、特に海外が初めてという方はしっかり読み込んでください

 

水道水は飲めない!

フィリピンでは、基本的に水道水は飲用に適していないので、水道水は飲めないと思っておいてください。

多くの家庭や語学学校を含むホテル、施設では、飲み水としてペットボトルの水やウォーターサーバーを利用しています。

特に語学学校では、ほとんどの学校が学内にウォーターサーバーを設置しており、生徒が自由に使えるようになっています。

フィリピンの水道水は浄化処理が十分でない場合が多く、直接飲むとひどくお腹を壊すリスクがあります。お腹が弱い方はシャワーや歯磨きの際に口に入ったお水でお腹を壊すという方もいるので、水の扱いには特に注意が必要です。

ちなみに、神戸市水道局によれば、水道水を安全に飲める国は日本を含めて世界にわずか12カ国しかないそうです。

フィリピンだけが特別なわけではないので、海外経験の一つとして割り切りましょう。

 

食品は「生」に注意

フィリピンの屋台やローカルレストランでは、美味しい料理が日本に比べて手頃な価格で楽しめます。

しかし、衛生管理が日本ほど徹底されていないことが多いため、食中毒のリスクがあります。特に、生野菜や生のフルーツ、未調理の食品は注意が必要です。

セブ島の人気観光地であるカルボンマーケットの屋台で、友人と共にローカルフードを楽しんだ日本人留学生が、その夜に腹痛と下痢に見舞われた、という話や、セブでも大人気のAA BBQという自分でお肉を選んで焼いてもらえるバーベキューレストランの肉で食あたりになる話などは現地でもよく耳にします。

何度もセブに足を運んでいる人でも、到着後数日はお腹を壊しがちになったりしますので、特に慣れるまでは十分食べ物には注意しましょう。

 

セブ島の衛生事情〜生活編〜

続いて、日々の暮らしに関わるセブ島の衛生事情について詳しく見ていきます。

 

公共トイレの衛生

フィリピンの公共トイレは、日本に比べて衛生状態が劣ります。トイレットペーパーが備え付けられていないことも非常に多く、基本的には外出時は自分で紙を持参する必要があります。また、洗浄設備が不十分な場合も多いです。

また、フィリピンは排水管が細かったり排水力が弱買ったりすることから、使用したトイレットペーパーを流せないトイレが多いです。

便器の近くにゴミ箱があるので、そちらにペーパーを捨てるようにしましょう。

日本の公共トイレは清潔で、トイレットペーパーやハンドソープ、温水洗浄便座などが完備されていることが一般的ですが、こうした設備がセブ島内で整っているのは高級ホテルのみだと考えましょう。

特にトイレットペーパーは女性にとっては大きな問題で、大きなショッピングモールなどでもトイレットペーパーの備え付けがないケースが多いです。

セブ島のスーパーには、携帯用のトイレットペーパーが売られています。外出する場合は、こうした小型のペーパーをバッグに入れておくのが良いでしょう。

 

病院と医療施設

フィリピンの医療施設は、公立と私立で大きな差があります。私立病院は比較的清潔で設備も整っていますが、公立病院は資金不足から衛生状態が劣ることが多いです。病院に行く際は、信頼できる私立病院や大学病院を選ぶことをお勧めします。

また私立病院の中でも、日本人が用意している海外旅行保険が適用できる病院とそうでない病院、日本人スタッフがいる病院とそうでない病院などさまざまです。

セブ島の中では、Chong Hua Hospital MandaueCebu Doctor’s University Hospitalなどの私立病院・大学病院は日本人の受診者が多くしっかりとしたサポートが受けられるのでオススメです。

私も病気の生徒さんを連れて病院に行ったことが何度もありますが、特に土日夜間の救急外来はたくさんの人が待合スペースで待機していて、受診までに1時間以上かかるケースもよくあります。

マスクをしていない人、衛生的に清潔とは言えない格好をしている患者も多くいるので、やはり日本の病院とは少し印象が違うかもしれません。

 

セブ島の市街、道路は汚い?

セブ島の市街地は道路の整備があまりされていなかったり、ゴミが落ちていたりしてあまり清潔ではありません。

飲食店の多い通りなどは、夜中になるとゴキブリやネズミがウロウロしていることも。

気温や湿度が高く、害虫や害獣が生活しやすい環境でもあるので、外に出る時はあまり周囲をベタベタと触ったりしないようにすることをオススメします。

また、セブ島はバイクの使用率が高く、車も少し年代の古いものが走っていたりするケースが多いです。

そのため排気ガスで空気が汚くて喉が痛いなどの症状を訴える方も、稀ですがいらっしゃいます。

 

蚊は危険な生き物

日本にいると蚊に刺されても「かゆい!」程度かもしれませんが、フィリピンではそうはいきません。

蚊はデング熱をはじめとする感染症を媒介する可能性があり、やたらと刺されて良いものではありません。

外出する際は、あまり全身が出るような格好はしない方が良いでしょう。

 

セブ島での衛生対策

さてここからは、セブ島での生活で必ず役立つ衛生対策についてご紹介します。

 

飲み水の徹底管理

フィリピン滞在中は、ペットボトルやウォーターサーバーの水を使用しましょう。

また水道水を凍らせているケースもあるので、お腹が弱い方は氷が含まれた飲み物は避ける方が安全です。レストランでも、安全な水を提供しているか確認しましょう。

できれば歯磨き用のお水などもミネラルウォーターを使用できると安全です。

 

食事する場所を選ぶ

ローカルレストランで食事をする際は、清潔な店舗を選び、調理されている様子を確認することが大切です。特に生野菜や生魚は避け、十分に加熱された料理を選ぶようにしましょう。

観光客が多い店かどうかというのは衛生管理ができている店かどうかを確認する一つの指標になります。あまりに観光客がいないようなお店は、セブ島の環境に慣れてから訪れる方が良いでしょう。

 

ビン入りの飲み物に注意!

現地のビール、サンミゲルなどをレストランで注文すると、ビンのまま渡されることが多いです。

飲料のビンは基本的に洗って使い回しされていて、よく見てみると口の部分に食べ物のソースなどが付着していることが…。

そのため、現地のフィリピン人もビンの蓋を開けたら、飲み口をまず紙ナプキンで拭いたりします。

どうしても嫌だという方は、別でコップをもらうようにしましょう。

 

公共トイレ利用時の持ち物をチェック!

公共トイレを利用する際は、トイレットペーパーや消毒ジェルを持参することをお勧めします。また、トイレの清潔さを確認し、衛生的に問題があると感じた場合は他の場所を探すことも検討しましょう。

アクティビティなどで田舎や離島に行くと、なかなかまともなトイレがないという状況に陥ることもあります。

トイレはできる時にこまめに済ませるようにしておきましょうね。

 

外出時はサンダルではなく靴を履こう

先ほども少し触れましたが、セブ島の道路はあまり綺麗ではありません。ススやホコリ、ゴミなどで汚れており、道も整備されていないためサンダルだと足元を汚しやすいです。

ケガしてしまった場合、汚い環境で雑菌が傷口から入り、傷が悪化したり破傷風などを引き起こす危険性もあります。

サンダルは涼しくて快適かもしれませんが、安全と衛生面を考えてスニーカーなど足をしっかり守れる靴を履くことを強くオススメします。

 

手は頻繁に洗おう!

フィリピンでは、お札を丁寧に財布にしまうのではなく、ぐちゃぐちゃにして泥だらけのポケットに突っ込んでいる人がたくさんいます。そのせいか、少し臭うお金もしばしばあります。

このように、あなたが気をつけていても他の人たちの衛生管理意識が低いことで、汚れや菌を連れてきてしまう可能性が高いです。

汚れを媒介する1番の原因は「手」です。予想外の経路から不潔なものを持ち込まないよう、外出したらこまめに手を洗うことを徹底しましょう。

 

食べ物やゴミを室内に放置しない

セブ島でよくあるのが、部屋の中にアリやゴキブリが発生してしまうこと。

特に食べ残しを部屋の中に放置していたり、食べかすが室内に散らばっていたりすると、これらは害虫の格好のエサとなります。

特に語学学校などでは、ダクトとの接続部やベランダの窓、エアコンの取り付け部などの隙間から虫が入ってくることがよくありますので、室内は常にきれいにしておきましょう。

セブ島は学校スタッフが定期的に清掃に入ってくれる学校がほとんどですが、清掃してくれるからいいやではなく、自分で気をつけて衛生管理をしていくことも大切です。

 

まとめ

セブ島での留学生活を快適に過ごすためには、フィリピン、セブ島の独特の衛生事情を理解し、先ほどあげたような適切な対策を講じることが必要です。

あらかじめ日本との環境の違いを理解して柔軟に準備し対応することで、健康で楽しい留学生活を送ることができるでしょう。

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