セブ島に留学をしたら、現地でどんな生活を送るのか気になる方も多いのではないでしょうか?
今回は現地での生活スタイルや、セブ島での生活における日本人留学者として注意すべき点について、詳しく説明していきます。
セブ到着後の生活の特徴
留学でセブ島に到着すると、きっといくつものカルチャーショックがあると思います。ここでは文化的な違い、特に日本人が気になるものについて見ていこうと思います。
フィリピン人の朝は早い!
フィリピン人は遠方から職場に通勤する方も多く、朝4時や5時に起きるのは当たり前。中には3時台に起床して5時過ぎには職場に着いている、なんて人もいます。
これには理由があり、例えば家にWi-Fiなどの通信設備がなく、通信事業者のプランにも加入していないため、職場のWi-Fiしか通信手段がない、という方がたくさんいたりするのです。
また、若者が家族を養う文化が根付いており、朝早く起きて兄弟の世話をし、帰宅してからも家事をするなど忙しい日々を送っている人も多く、早寝早起きの習慣が広まっています。
学校のレッスンも朝8時くらいから始まるケースがありますので、まずはこの早寝早起き生活に慣れていくことがセブ島生活成功の第一歩になります。
フィリピンの文化やフィリピン人の性格、関わり方等については以下の記事等も参考にしてみてください。
外食はとっても充実
フィリピン・特にセブ島は外国からの訪問者が多く、いろいろな文化を吸収しているため、さまざまな国の料理が食べられることで有名です。
日本料理や韓国料理はもちろん、タイ、ベトナム、中華、そしてイタリアンやスパニッシュにフレンチまで、おすすめのお店を挙げたらキリがないほど。
もちろんフィリピン料理を食べられるお店を充実しており、学生同士のウェルカムパーティーや卒業パーティーではフィリピン料理店がよく使われます。
マクドナルドやフィリピンの国民的店舗「ジョリビー」などのファーストフード店もたくさんあり、「foodpanda」や「Grab」などのアプリで簡単に配達も頼めるので便利です。
交通手段はタクシーが便利
セブ島では、留学生は主にタクシーを使って移動します。
初乗りが40ペソ(約100円前後)と日本に比べてかなり安いので、お友達と相乗りすれば結構遠くまで行っても安く済んでしまいます。
最近はGrabという配車アプリも完全に浸透し、希望の場所から地点を指定し、クレジットカード決済が可能とどんどん便利になっていますよ。
そのほかの交通手段としては、ジプニーやバイクタクシーなどがありますが、こちらは安全面や支払い面が少し難しいので中級者向けです。
セブ島での生活の注意点
それでは、セブ島で生活していくにあたって知っておくと便利な注意点について見ていきましょう。
日本とは異なる点も多いので、文化の違いを早めに知っておくと生活リズムがうまく作れますよ。
フィリピンは衛生面に注意
まず一番大きな違いとして感じやすいのは、衛生面です。
フィリピンは日本と違い、水道水を飲むことはできません。基本的にはウォーターサーバーのお水やペットボトル入りのミネラルウォーターなどを飲料とします。
たまに水の自販機があり、2ペソ(約3円)くらい払ってビニール袋に水を入れ、袋の下を切ってチューチューと吸うようなシステムもありますが…これは地元民向けなのであまりオススメはしません。
とはいえ、水道水が飲める国は世界で10カ国程度と言われていますので、これはフィリピンに限らず海外どこにでも言えることかもしれません。
とにかく衛生面は日本とは大きな隔たりがありますということは頭に入れておきましょう。
とはいえセブ島の語学学校は、日本を中心に中国や韓国、ヨーロッパなどからの留学生の受け入れのため、まるで別世界のように環境が整備されています。
学内の食事や水回りは不自由なく使えますので安心してくださいね。
その代わり、外出した際には「日本とは違う」という意識を常に持つことが大切です。
セブ島やフィリピン全体の衛生事情については、以下の記事で詳しく解説をしています。
トイレは紙が流せない!
こちらもフィリピンだけではありませんが、海外ではトイレの排水管が細かったり排水設備が弱かったりして、トイレットペーパーが流せないことがよくあります。
セブ島でも多くの施設に当てはまることで、基本的にはトイレットペーパーは流せないと思っておきましょう。
ではどうするのかというと、トイレの横に備え付けられているゴミ箱にそのまま捨てるのです。
気になる方は気になるかもしれませんが…ヨーロッパなどでも紙を流さない文化の国はありますし、今後海外に出ていきたいという方は世界の文化の一つと思ってぜひ受け入れていただければと思います。
朝や夕方の混雑を見越した行動を
セブ島は人口に対して交通整備が追いついていない傾向があり、通勤・退勤時間帯は渋滞が発生しやすいです。
朝6時過ぎごろから8時ごろまでと夕方17時ごろから19時ごろまでは特にピーク時間帯となり、タクシーで移動しようとすると普段の倍以上の時間がかかることも。
お店の予約などが入っている場合は移動時間に余裕を見ておく必要がありますし、普段行かない場所の場合は前日の同じ時間帯にGoogle Mapsなどで混雑状況を事前に確認しておくと良いでしょう。
ちなみにこうした事情もあってか、セブの人たちは時間にルーズなところがあります。日本人からすると違和感かもしれませんが、そういった性格の部分も考慮できたらセブ島上級者ですね。
セブ島生活で日本が恋しくなったら?
セブ島で暮らしていくにあたっていろいろな違いや注意点を見てきました。
ここまで見ていると、日本と違う生活スタイルがあることに驚かれる方もいるかもしれません。
また実際に現地で暮らしていて、ホームシックになったり日本がちょっぴり恋しくなることもあるでしょう。
そんな時のために、セブ島で日本を感じることができる「セブ島生活のオアシス」を紹介したいと思います。
セブ島の日本料理店
セブ島にはたくさんの日本料理店があります。ここで全てを紹介することはできませんが、いくつか有名なお店を紹介したいと思います。
松之家(日本食居酒屋)
松之家は、セブ在住者なら誰もが一度は行ったことがあるのでは?というくらいの有名店。お寿司やお刺身、日本風のおつまみや丼ものまでなんでも食べられます。
お値段は日本の居酒屋くらいなのでセブ島の中では高く感じるかもしれませんが、セブ島生活ですっかりフィリピンの味覚に染まった時にはありがたすぎるお店です。
浜風(ラーメン)
浜風は松之家と同じくマンダウエのA.S. Forutna通りにあるラーメン店。鶏白湯ラーメンや油そばが人気ですが、おすすめは海老白湯ラーメンとカツ丼。
混んでいる時間帯も少なくすぐ入れるし、夜遅くまで営業しているのでシメの一杯におすすめです。
セブ島の日本食スーパー
セブ島では、アヤラモールやSMモールなどの大規模モール内のスーパーでもある程度の日本食が揃えられます。
特にカップ麺やお菓子などはすぐ手に入ります。
ただ、もっと日本のものを堪能したい!という方におすすめなのがBaniladにある町屋マートさん。
ここなら醤油やマヨネーズ、ごま塩や梅干し、缶コーヒーやペットボトルのお茶、絆創膏や耳かきなど日本のものがなんでも揃います。
もちろんお菓子やカップ麺、レトルト食品などの定番ものの品揃えも随一なので、日本が恋しくなったらまず駆け込んでいただきたい場所です。
まとめ
セブ島での生活の特徴や注意点について説明してきましたが、少しくらいはセブ島生活のイメージができましたでしょうか?
日本とは違う外国なので注意していただきたいことは多いですが、留学が終わって帰国する頃にはそれもいい思い出になるというのがセブ島留学。
ぜひ海外の生活、フィリピン・セブ島での生活を楽しんでみてくださいね。