セブ島の語学学校選びは、優れた学校が多いぶん、多くの選択肢の中から自分に最適な学校を見つけることが非常に重要です。
本記事では、セブ島の語学学校の選び方に焦点を当て、様々な視点から学校を比較・検討する方法を紹介します。
セブ島での語学学校選びのポイント
留学するエリアの特徴を知ろう
セブ島は、フィリピンの中でも英語教育が盛んな地域として知られており、多くの語学学校が集まっています。
コロナ禍の後はたくさんの語学学校が閉校となり、現在は数十校となりましたが、それでも何十個もの選択肢から選ぶのは簡単なことではありませんよね。
自分に合った学校を見つけるためには、まず留学するエリアの特徴を理解することが重要です。セブ島には、大きく分けて以下のエリアがあります。
セブシティ:セブ島の中心都市であり、ショッピングモールやレストランなど、生活に必要なものが揃っています。語学学校も多く、活気のあるエリアです。
マクタン島:セブシティのすぐ近くに位置する島で、美しいビーチやリゾートホテルが点在しています。語学学校も充実しており、リラックスしながら学習したい人におすすめです。
また、上記のセブシティとマクタン島の中でも、治安が良く人が集まりやすい都市エリアは以下となります。
セブシティ=ITパーク:セブシティ郊外にあるIT企業が集まるエリアで、近代的な施設が整っています。比較的治安が良く、落ち着いた環境で学習したい人におすすめです。
マクタン島=ラプラプシティ:マクタン島にある都市で、空港やビーチへのアクセスが便利です。語学学校もいくつかあり、観光と学習を両立したい人におすすめです。
セブシティにある語学学校はタクシーなどの利用が楽で、スーパーやショッピングモールなどの生活に必要な施設も多く、フィリピンのリアルな生活が体験できる地域です。
一方マクタン島は、外資系のリゾートホテルなどが立ち並び、海にも近いことからリゾート志向の強いエリアとなっています。
このようにそれぞれのエリアには、それぞれの魅力があります。自分の留学スタイルや目的に合ったエリアを選びましょう。
カリキュラムを重視する
語学学校を選ぶ上で最も重要な要素の一つに、カリキュラムがあります。自分の学習目標やレベルに合ったカリキュラムを提供している学校を選ぶことが大切です。
一般的な英語コース(ESLコース)
英会話、文法、発音、リスニング、リーディング、ライティングなど、幅広いスキルをバランス良く学習できるコースです。初心者から上級者まで、あらゆるレベルに対応しています。基本的には一般英語のコースを選ぶのが良いでしょう。
TOEIC/TOEFL/IELTS対策コース
TOEICやTOEFLなどの英語試験対策に特化したコースです。試験に必要なスキルを効率的に習得することができます。
試験のための留学の場合は、試験対策コースの受講が近道です。ただし、試験対策コースには入学に英語力の条件が付く場合があります。英語力に自信がない場合は、まずはご相談ください。
例えば4週間は一般英語コース、後の4週間で試験対策コースなどのアレンジのお手伝いをさせていただきます。
ビジネス英語コース
ビジネスシーンで役立つ英語を学習するコースです。
プレゼンテーション、交渉、メール作成など、実践的なスキルを習得することができます。
ビジネス英語のコースはレベルが高いことが多いので、英語力に自信がある上級者におすすめです。ワーキングホリデーのための英語などの場合は、ワーホリ英語コースを提供している学校などを紹介いたします。
特別なコース
学校によっては、ワーキングホリデーの準備コースやジムでのトレーニングが付いたコースなどの特別なコースを用意している場合があります。
また、提供しているカリキュラムや授業内容は、コースが同じでも学校によって大きく異なります。事前に各学校の詳細を確認し、自分の学習スタイルに合ったカリキュラムを提供している学校を選びましょう。
ネイティブ講師の授業
ネイティブ講師の授業は、実践的な英語を学ぶ上で非常に有効です。ネイティブ講師から直接英語を学ぶことで、発音やイントネーション、表現方法などを自然に身につけることができます。
ただ誤解しやすいのが、フィリピン人講師がネイティブ講師に劣るかというと、必ずしもそうではないということです。
結局は講師の英語力よりも指導力や熱意の方が、生徒の英語力向上には大切になってきます。
また、ネイティブよりもフィリピン人に対しての方が、お互い外国語として英語を話すため話しやすい、という方も非常に多くいます。
この辺りもぜひ、エージェントに聞いてみて自分と合うかどうか確かめていただきたい部分です。
学校の施設と環境をチェックしよう
宿泊先の種類
語学学校では、学校が提供する宿泊施設を利用することができます。宿泊施設の種類は、学校によって異なります。
学校内部寮
学校の敷地内にある寮は、他の学生との交流の機会が多く、生活費を抑えることができます。
また、通学の必要がないケースがほとんどで、学内の自習室なども早朝や夜間に利用できるなどのメリットが多く、最も人気でスタンダードなセブ島留学の滞在方法となっています。
ホテル寮
ホテルは、快適な環境で過ごしたい人におすすめです。学校から徒歩圏内にあるホテルを選ぶと、通学にも便利です。
ホテル寮は自分の好きなホテルに泊まれるのではなく、学校が指定した提携ホテルを学校経由で申し込む形になっています。
どうしても泊まりたいホテルがある場合は、通学のみのプランがある学校を選び、ホテルだけ自分で予約するなどの工夫が必要になるので注意してください。
コンドミニアム
コンドミニアムは日本で言う高級マンションに近いイメージで、より独立した生活を送りたい人におすすめです。キッチンや洗濯機などが備わっている場合もあります。
現地の日本人などはコンドミニアムに住むのが一般的となっており、セブ島のリアルな生活が体験できる選択肢です。
生活環境の充実度
語学学校を選ぶ際には、学校の周辺環境も極めて重要な要素です。快適な生活環境が整っている学校を選ぶことで、学習に集中することができます。
治安
治安の良いエリアを選ぶことは、安全な留学生活を送る上で非常に重要です。学校の周辺環境や治安情報などを事前に確認しましょう。
セブ島全体としては比較的治安は良好ですが、人気の無い通りなどは思わぬトラブルの原因となることもあります。
学校を決める前に、学校周辺の治安の悪い場所をしっかりと確認しておきましょう。
治安全般については、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。
食事
食事の環境も、留学生活の質に大きく影響します。学校が提供する食事や、周辺のレストランなどを事前にチェックしましょう。
また、セブ島の食文化、フィリピン料理やセブ島で食べられるものなどについても事前に情報があると良いですね。
買い物
日常生活に必要なものを購入できる場所があるかどうかも確認しましょう。スーパーマーケットやコンビニなどが近くにあると便利です。
セブ島の語学学校は、トイレットペーパーやシャンプー、歯磨き粉などの日用品を自分で購入する仕組みになっている学校がほとんどです。
日用品の購入がしやすい学校も要チェックです。
例えば、3D ACADEMYのように学校がショッピングモールに隣接していたり、EV AcademyやCIAのように学内に日用品が購入できる売店がある学校などが便利です。
娯楽
週末や休日に楽しめる場所があるかどうかも考慮しましょう。ビーチやショッピングモールなど、自分の興味のある場所があるかを確認しましょう。
セブシティの主なモールとしては、アヤラモールやSMシティモール、SMシーサイドモールなどが規模が大きく有名です。
これらのショッピングモールは、映画館などの娯楽施設があったり、併設されているスーパーも品揃えが豊富なので、日用品の購入と趣味やお土産のショッピングが同時にできるのが大きなメリットです。
ちなみにセブ島には、IT Park近くのウォーターフロントホテルのようにカジノが設置されている場所があります。
日本人の観光客も立ち寄ることが多い観光スポットですが、学校規則でカジノへの出入りが禁止になっていることがあります。
特定の娯楽施設にどうしても行きたい場合は、エージェントに相談してみましょう。
学校の立地とアクセス
学校の立地は、通学や観光に大きく影響します。交通の便が良い場所にある学校を選ぶことで、時間を有効活用することができます。
空港からのアクセス
空港からのアクセスが便利な学校を選ぶと、行き来がスムーズで楽です。
ただ、セブ島の語学学校はだいたい空港から15分〜45分くらいの場所にあるので、そこまで大きな差はありません。
長期留学者にとっては優先するほどの点では無いですが、1週間などの超短期留学者は空港からの距離も考慮してみると良いかもしれません。
市内・繁華街などへのアクセス
市内へのアクセスが便利な学校を選ぶと、週末や休日に観光を楽しむことができます。
マリンアクティビティを毎週楽しみたい場合は、Genius English AcademyやCIA、Joyfulなどのマクタン島の語学学校がアクティビティの集合場所に近くなりやすいです。
逆にIT ParkやA.S Fortuna Street、オスメニア通りなどの繁華街やショッピング街、ショッピングモールへのアクセスが良いのは3D ACADEMYやCPILSなどのセブシティの語学学校となります。
学校の周辺環境
学校の周辺に、スーパーマーケットやレストランなど、生活に必要な施設があるかどうかも確認しましょう。
通学時間やアクセスなどを考慮し、自分に合った立地にある学校を選びましょう。
費用とコストパフォーマンスは?
学費と生活費のバランス
語学学校を選ぶ際には、学費だけでなく、生活費も含めた総費用を考慮することが大切です。
学費・滞在費
学校によって、学費は大きく異なります。またコース内容や期間によって、学費が変わります。
基本的にはマンツーマンレッスンが多いコースが学費が高くなり、またお部屋は1人部屋が最も高くなります。
現地支払い費用
セブ島留学時に必ず必要になるのが、現地支払い費用。SSPやビザ延長費用、管理費、電気代やテキスト代などが対象になります。
ビザ延長費用やSSP代金は学校によって大きな変動はありませんが、管理費や電気代などは学校によって徴収方法が異なるので、生活スタイルや選ぶ学校によって費用に変動があります。
現地費用についてあまり把握していないと言う方は、こちらのnoteの記事が参考になるかと思います。
生活費
セブ島留学における生活費は、基本的に娯楽費になります。
多くの学校は毎日3食の食事が提供されるので、外食費などは個人の使い方によって大きく変動します。
選ぶ語学学校によって生活費が大きく変わるということはあまりありませんので、先に紹介した学費・滞在費と現地支払い費用をメインで学校選びを検討しましょう。
費用対効果を考える
費用対効果は、留学の成功を左右する重要な要素です。高額な学費を支払うのであれば、その分効果的に学べる学校を選びたいものです。
授業内容
授業内容が充実しているか、自分の学習目標に合致しているかを確認しましょう。
コストパフォーマンスで考えてみると、例えば3D ACADEMYはセブ島で最安クラスの学校ですが、1日7コマのレッスン+無料のオプショナルクラスが2コマ=合計1日9コマのレッスン受講が可能になっています。
確かに設備面などは韓国資本のリゾート型学校ほどではないですが、英語学習や現地体験が主目的であれば、こうした学習のコストパフォーマンスが良い学校を選ぶ方がメリットが多いです。
サポート体制
学生サポート体制が充実している学校を選ぶことで、安心して留学生活を送ることができます。
ルナリアの紹介する語学学校は、基本的に日本人スタッフが学校に常駐している語学学校となっています。
現地で病気やケガ、その他盗難や事故のトラブルがあった場合に、日本語で手助けをしてくれる方がいるというのはとても大切なことだからです。
割引の利用
語学学校によっては、割引制度が用意されている場合があります。これらの制度を活用することで、費用を抑えることができます。
学校によって、例えば3ヶ月以上の留学の場合は長期割引ができる、とか、1ドル130円の固定レートを適用する、とか、幅広いキャンペーンや割引・値引制度があります。
少しでもお得に留学するために、割引や値引きについても留学エージェントに確認してみましょう。
留学目的別に重視するポイント
英会話力向上を目指す
英会話力を向上させたい場合は、マンツーマンレッスンが多い学校やコースを選びましょう。
セブ島での英語力の向上のメリットやポイントについては、以下の記事を参考にしてみてください。
試験対策を意識する
TOEFL、IELTSなどの英語試験対策を意識する場合は、試験対策が充実している学校を選びましょう。
試験対策が充実している学校を選ぶことで、目標スコアを獲得することができます。
試験対策の際に最も大切なのは、今自分がどの技能を伸ばしたいか?どんな対策をしたいか?を事前に明確にしておくことです。
そうすれば、例えばIELTSの中でもスピーキング対策がしっかりできる学校、TOEICのリスニングのレッスンが行われている学校、など学校の絞り込みも容易になります。
親子留学を考える
親子留学を検討している場合は、親子で受講できるカリキュラムがある学校を選びましょう。
親子留学では、子供と親が一緒に英語を学ぶことで、学習効果を高めることができます。
※ルナリアでは現在、親子留学の取り扱いはございません。
まとめ
自分に合った学校を見つけるために
セブ島には、様々なタイプの語学学校があります。自分に合った学校を見つけるためには、上記で紹介したポイントを参考に、各学校を比較検討することが大切です。
自分の留学目的:留学の目的を明確にしましょう。
予算:留学費用を事前に把握しましょう。
学習スタイル:自分の学習スタイルに合った学校を選びましょう。
生活環境:快適な生活環境が整っている学校を選びましょう。
各ポイントを比較検討し、自分に最適な学校を見つけることが成功の鍵です。
留学の目的と予算に合わせた選択
セブ島での語学留学は、英語力を向上させるだけでなく、異文化理解や自己成長にも繋がる貴重な経験となります。自分の留学の目的や予算に応じた学校選びを行い、充実した留学生活を送ってくださいね。